【フリーランス】行うべき節税対策

Miyako
フリーランスにとって節税はとても重要です。

節税のためにすべきことは「経費」「控除」「青色申告」の3つです。

以下で詳しく説明します。

目次

フリーランスがやるべき節税

1.経費

節税の第一歩は経費を正しく計上することです。

翻訳者なら、パソコン、辞書、仕事で必要な書籍、文具、通信費などを経費にできます。

また、家賃や水道光熱費なども経費として計上できます。ただし、これらを経費にするには按分が必要です。

按分とは全体に対して仕事に使った割合だけ経費として計上することで、仕事に使用する面積や時間の割合で計上します。

Miyako
たとえば、30平米の賃貸アパートで6畳(約10平米)の仕事部屋がある場合、按分率は約30%になります。

2.控除

所得税は、収入(売上)から経費を引いて算出した金額(事業所得)からさらに所得控除を引いた残りの額に掛けられます。

つまり、(収入-経費-所得控除)の額が少なくなれば、所得税も少なくなります。

所得控除には15種類あります。

  • 基礎控除:誰でも適用。48万円の控除がうけられる。
  • 配偶者控除:控除対象配偶者がいれば一定の控除が受けられる。
  • 配偶者特別控除:年間48万円以上の所得がある場合でも一定の条件を満たせば受けられる
  • 扶養控除:扶養家族がいれば受けられる
  • 雑損控除:対象となる資産が損害を受けた場合に控除できる
  • 医療費控除:支払った医療費を控除できる
  • 社会保険料控除:国民健康保険や国民年金を控除できる
  • 小規模企業共済等掛金控除:小規模企業共済やiDeCoの掛金を控除できる
  • 生命保険控除:生命保険料、介護医療保険料、個人年金保険料を控除できる
  • 地震保険料控除:地震保険の保険料を控除できる
  • 寄付金控除:ふるさと納税や寄付金を控除できる
  • 障害者控除
  • 寡婦控除
  • 勤労学生控除
  • ひとり親控除

基礎控除は誰にでも適用されますが、配偶者控除や雑損控除など条件が合わなければ使えない控除も多いため、控除できるものは限られます。

Miyako
私は将来への備えのために「小規模企業共済」と「iDeCo」に加入して節税しています。

控除のために無駄に保険を掛けたりするのは本末転倒ですが、年金や制度の面で不足が多く、不安定なフリーランスは控除を利用して、リスクへの備えをしつつ控除で節税をすることが重要です。

3.青色申告

青色申告をすることも節税になります。青色申告をすると青色申告特別控除が使えるようになります。

青色申告をするには「開業届」と「青色申告承認申請書」を提出し、複式簿記で帳簿をつける必要があります。

「開業届」と「青色申告承認申請書」の提出は一度のことですし、少し面倒なだけで難しいことはありませんが、複式簿記での帳簿付けは青色申告をする限り行わなければならず、慣れるまで難しく感じます。

ですが、それをすれば55万円(一定の要件を満たせば65万円)の控除が使えるようになります。

Miyako
フリーランス翻訳者は経費になるものが少ないので、控除は重要です。

帳簿付けは本を読んで自分でつけてもよいですし、ソフトを使う方法もあります。

私はフリーランスになるときに先輩フリーランサーから勧められた本を使用しつつ自分で帳簿付けをしてきました。

こちらの本の2014年度版を使用しています↓

考え方は基本的にこの本に沿いつつ帳簿はエクセルで付け、確定申告にはこの本のソフトを使用していました。


ただ、今年分からはソフトへ移行する予定です。

なぜなら令和5年10月から「インボイス制度」が始まり、インボイス発行事業者になると今までよりさらに帳簿付けが煩雑になるからです。

「インボイス制度」は来年から始まりますが、少しでもソフトの使い方に慣れておくために今年からfreeeさんにお世話になるつもりです。

まとめ

節税は自分の収入の確保になるため、フリーランスにとって経費や控除を上手に活用することが重要です。

節税をするには、早く行動を起こすことが大事です。青色申告をするには事前の届け出が必要ですし、経費も計画的に使っていきたいです。

確定申告をする時期になってから焦らず済むよう、少しずつ計画的に行動していきましょう。

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